天国はまだ遠く
天国はまだ遠く/瀬尾まいこ(著)
現実は厳しいなぁ。
〈あらすじ〉
誰も私を知らない遠い場所へ―そして、そこで終わりにする。…はずだったけど、たどり着いた山奥の民宿で、自分の中の何かが変わった。あなたの心にじんわりしみる気鋭の作家の最新長篇。
傷心と再生。なんだか、最近、傷付いてばかりいますね。俺ではなく、俺の手にする作品の登場人物達が。この「天国はまだ遠く」は、重いテーマを取り上げた作品にもかかわらず、読み進んでいくにつれ、そのことを主人公と共に忘れていってしまう効能を持っています。いつの間にか、主人公も読者も非現実的な世界観に癒されていて、気が付いたら現実に帰ることを思い出させてくれているのです。そして、最終的には、感じ方は人それぞれだろうけど、短い中にも強いメッセージ性を感じ取ることが出来ました。
甘ったれんなよと。
でもね、この作者さん、その伝え方がとっても優しいんですよね。もしかすると、彼女の理想を描いているだけなのかも知れないけど、引き出しの少ない俺にはまだまだ出来ない芸当です。気が付いたら物事が上手くいかない、多かれ少なかれ、悩みの大小にもよりますが、これは誰にでも起こり得る事です。ドツボにハマッテさあ大変な状況は、これは確かに辛いですけどね。そんな気分の時に、あくまでも軽い気持ちこの本を読んでみるといいかも知れません。
にしてもごっつええ人やわ。


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